資産運用の平均利回りは実際どのくらい?代表的な商品別に説明!

老後の年金問題をきっかけに、近年では資産運用の重要性が叫ばれるようになりました。しかし、資産運用をしたからといって、どのくらいの利回りが見込めるか分かりにくいですよね。期待できる具体的な利益が分からなければ、資産運用に興味があっても不安でなかなか始められないのではないでしょうか。

今回は資産運用の利回りが知りたい方向けに、改めて利回りを理解していただいた上で、各金融商品の平均利回りを解説していきます。また、実際にポートフォリオを組んで資産運用した時の平均利回りも計算しているので、ぜひ最後までご覧ください。資産運用の平均利回りを知って、豊かな将来のために行動しましょう。

利回りとは

利回りとは、投資額に対する1年間の利益の割合です。以下の計算式によって求められます。

(利回りの計算式)
利回り(%)=(利益÷年数)÷元本×100

例えば、100万円を投資して、5年間で20万円の利益が出たとしましょう。その場合、1年間で4万円の利益が出たと考えられます。それを元本の100万円で割って、%表示にするために100を乗じれば、「4%」という数字が分かります。よって、この投資の利回りは4%です。

利回りが分かれば、自分の資産の将来が分かります。例えば、利回り4%で100万円を複利で運用し続ければ、来年は104万円、その次の年は108万1,600円というように資産の推移が計算可能です。これが分かれば、資産運用の目的達成にその投資が適しているかどうか判断できるようになります。

商品別の平均利回り

実際に金融商品ごとで、どのくらいの利回りが期待できるのでしょうか。投資できる金融商品はたくさんあるので、今回は以下の3種類に限定して解説します。

  • 株式
  • 債券
  • 不動産

上記の商品は資産運用において代表的なものです。それぞれの概要と平均利回りをみていきましょう。

株式

株式は、企業が資金調達のために発行する有価証券です。
主に「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」から利益を得られます。株式におけるキャピタルゲインは価格変動による売却益、インカムゲインは配当金のことです。

日本取引所グループの統計によると、2019年9月時点で東証一部における株式平均利回りは「2.42%」という結果になっています。
対して、日経新聞のマーケット情報によると、2019年10月時点で東証一部における平均配当利回りは前期基準で「1.99%」です。

上記の結果から株式のインカムゲインの平均利回りは「2~3%」程度を目安にしておくと良いでしょう。キャピタルゲインはその時々で大きく異なると認識しておきましょう。
もちろん、データの数字は時期によって変動するので注意してください。

債券

債券は、国や自治体、企業などが資金の借入のために発行する有価証券です。株式とは違い、デフォルトしない限り満期になれば元本がそのまま戻ってくるので安全性の高い金融商品と言われています。
そんな債券は金利によるインカムゲインから利益を上げることが可能です。途中売却をすればキャピタルゲインも得られます。利回りは発行体や残存年数、発行時期によって大きく異なりますが、「0.5~1.5%」程度を目安にしておくと良いでしょう。
野村証券の国内債券インデックスファンドの利回り推移を参考にすると、2006年に1.5%付近でしたが、今では0.5%を切っています。国内債券では0.5%未満ですが、海外の債券も考慮すると1.5%ほどの利回りになるとも考えられるでしょう。

不動産

不動産は、それを第三者に貸し出すことで家賃収入を得ることができます。それ以外にも不動産の価格が上昇すれば、売却して利益を得ることも可能です。不動産は初期費用が大きくなってしまう特徴があります。しかし、近年ではREITという不動産投資信託も登場し、より身近に不動産投資ができるようになりました。そんな不動産の平均利回りは「3~6%」を目安にすると良いでしょう。都内や地方など、投資地域によって利回りは異なります。都内であれば3~4%、地方なら5~6%くらいになります。
日本不動産研究所が2017年に実施した「不動産投資家調査」によると、東京都城南地区の賃貸住宅一棟(ワンルームタイプ)の利回りは4.5%という結果でした。また、主な政令指定都市では、札幌が6.0%、大阪が5.2%、福岡が5.5%となり、総じて東京都より高くなっています。

不動産で手堅く運用するなら都内、リスクを取って大きなリターンを期待するなら地方への投資が良いでしょう。

資産運用の平均利回り

では、実際にポートフォリオを組んで資産運用した時にはどのくらいの利回りが期待できるのでしょうか。今回は株式50%、債券50%の組み合わせで考えてみます。
株式の平均利回りは「3~5%」、債券の平均利回りは「0.5~1.5%」です。つまり、今回のポートフォリオにおける利回りは両者の中間の数字付近になると予想できます。
よって、株式50%、債券50%のポートフォリオの平均利回りは「2~3%」になると考えられるでしょう。

もちろん、どの株式・債券を選ぶか、いつ購入するかで数値は異なります。しかし、ある程度目安を知っていれば、具体的な投資計画を立てられるでしょう。

平均利回りを資産運用の目安にしよう

ここまで資産運用で代表的な商品の平均利回りをそれぞれ説明してきました。平均利回りが分かれば、資産運用のための投資判断がしやすくなります。今回挙げた商品以外に投資する時もどのくらいの利回りが期待できるのか、しっかりと確認してから運用しましょう。

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