資産運用のリスクとは?種類や特徴を分かりやすく解説!

資産運用からリターンを得ることは、将来のライフイベントのために貯蓄をする上で大きく役立ちます。ただし、資産運用によるリスクにもしっかりと目を向けなければいけません。リスクを把握できていなかった場合、自分の許容範囲を超えた損失が出てしまうこともあります。
資産運用のリスクとリターンの両方を事前に知っておくことで、本当に自分に合った資産運用をすることが可能となります。
今回は資産運用のリスクとリターンについて詳しく説明していきましょう。

資産運用におけるリスクとは

資産運用でのリスクとは「不確実性・値動きの振れ幅の大きさ」という意味です。
多くの人はリスクと聞くと、「危ない」「損をしてしまう」といったマイナスなイメージを抱きます。
しかし、リスクがあるからといって資産運用は危険であると考えるのは早計です。
なぜなら、資産運用の上で、リスクとリターンは基本的に相関関係にあるためです。
つまり、リスクが大きい分リターンが大きくなり、逆にリスクが小さい分リターンも小さくなります。
よって、リスクが小さいにも関わらず、リターンが大きい商品はほぼないと言えます。

引用:みずほ証券「はじめる、あなたの資産つくり」

例えば、1年間で1万円の値動きがある商品を購入した場合、一時的に1万円の利益を得るかもしれませんが、逆に、一時的に1万円の損失を抱える可能性もあるということです。
さらに、1年間で30万円の値動きがある商品の場合、一時的に30万円の損失が生じるかもしれません。

これを聞いて、「30万円の損失は許容できないが、1万円なら大丈夫。」と考えたとします。
この場合のリスク許容度は1万円です。
なので、1万円以上の損失が生じないと期待できる金融商品を選べば自分に合ったリスクの資産運用をすることができます。

主なリスクの種類と特徴


資産運用の上で投資する金融商品には主に以下の6つのリスクがあります。

  • 価格変動リスク
  • 金利変動リスク
  • 為替変動リスク
  • 信用リスク
  • カントリーリスク
  • 流動性リスク

また、それぞれのリスクの内容と強く影響を受ける商品は以下の表を参照してください。

内容 商品 影響
価格変動リスク 金融商品の価格の変動 株式など 株価の上下
金利変動リスク 金利の変化 債券など 金利の上昇

債券価格の下落

金利の下落

債券価格の上昇

為替変動リスク 円と外貨のレートの変化 外貨預金・FXなど 円高

外貨建資産の円貨での価値の下落

円安

外貨建資産の円貨での価値の上昇

信用リスク 有価証券の発行体が債務不履行になる 国債・社債など 利息や元本が支払われない
カントリーリスク 投資国・地域の政治や経済の変化 外国株式・外国債券など 価格の上下
流動性リスク 商品の取引量が少ない 新興国株式など 売りたい時に売ることできない

上記はあくまで例示であり、それぞれのリスクは上記の表に述べた商品以外にも影響する点にご注意ください。
もし資産運用を始めたら、資産価値が減少するんじゃないかと不安に思ってしまうことがあります。
しかし、資産運用は長期的な目線で行なう必要があり、一時的な感情に流されないよう注意が必要です。
ここで紹介した6つのリスクを把握して、なぜ損失が出てしまったのかを理解した上で判断していくことを心がけましょう。

代表的な商品のリスクとリターン

代表的な金融商品のリスクとリターンをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
今回は以下の金融商品のリスクとリターンを説明します。

  • 銀行預金
  • 投資信託
  • 株式投資

上記の金融商品の特徴・リスク・リターンをそれぞれまとめたものが以下の表になるので参考にしてください。

特徴 リスク リターン
銀行預金 ・いつでも引き出し可能・自由度が高い ほぼなし
(元本1,000万円と利息までが保障)
現在、低金利のため大きな利益は期待できない
投資信託 ・数百円という少額からでも始められる
・プロに運用してもらえる
組み入れられる商品によって異なる 同左
株式投資 値上がり益や配当金の他に株主優待などがある ・株価の変動
・投資した会社の倒産の可能性
・短期的な売買による利益
・長期的に配当や株主優待を得る

上記の表では基本的に上から順にリスクの低い商品となっています。
それぞれの商品のリスクを知った上で、一度自分のリスク許容度を明確にすると選択が容易になるでしょう。

また、資産運用では分散投資も非常に重要です。分散投資をすると結果的にリスクを減らすことができます。
なので、慣れてきたら一つの商品に一括投資をするのではなく、様々な商品に投資をして資産を分散させることも検討しましょう。

まとめ

ここまで資産運用のリスクについて説明してきました。
資産運用には様々なリスクがありますが、ただ危険というわけではなく、リターンと相関関係にあります。
また、ひとえにリスクといっても金融商品ごとにリスクの大きさが異なります。
よって、まずはそれぞれの金融商品のリスクがどの程度あるのか知った上で、自分がどの程度までリスクを許容できるのかを把握しましょう。
その上で自分のリスク許容度に合った金融商品を選べば、納得できる正しい資産運用ができるはずです。

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